私達夫婦の散歩道 再度山公園(ふたたびさんこうえん) 令和元年6月 拙宅は六甲山系の北側(神戸市内とは六甲山系を挟み反対側)標高400mの 所にあり、近くに再度山公園や神戸森林植物園があります。どちらにも 車で15分程で行けますが、森林植物園には徒歩30分、再度山公園に はハイキングコースを歩いて1時間弱で行く事が出来ます。 私共、年寄り夫婦にはお金は有りませんが、暇だけは有り余っていますの でお金のかからぬ暇潰しと度々ハイキングに行っております。 最近は横着になり車で行く事が多いのですが、家内と二人で小鳥の囀り を聞きながら、緑とマイナスイオンやオゾンに溢れた公園を散策し、お金の 無い事など忘れてゆったりとした楽しいひと時を過ごしています。 公園内には捨てられた猫でしょうか?、野良猫が沢山住んでおり、猫好 きの方々が餌をやっている姿を度度見受けます。 夕暮れ時になりますと一般来園者は少なくなり、遅くまで遊んでいるのは 私共夫婦位になりますが、替わりに犬を連れた方が来られ、夕暮れ時は 犬の為の公園・ドッグランの様になってしまいます。 公園内はリードが義務付けられていますが、リードを外し遊ばせておられる 方が多い様です。愛犬家の方々がリードを外し犬を自由に遊ばせたい 気持ちは理解できますので、私共は邪魔をしない様早々に引き上げてま いります。 下の写真をご覧ください。美しくて素敵な公園でしょう。 数年前、双眼鏡を買いバードウオッチングに挑戦した事もあったのですが 小鳥の鳴き声は聞こえてもなかなか見つからず、やっと見つけても小鳥の 種類も分からず、今では双眼鏡はタンスの隅で埃を被っています。 先日公園を散歩中、落ち葉の上で小鳥の雛が歩いているのを見つけま した。巣から落ちたのかもと、周辺の木の上を探してみたのですが、巣らし きものは見当たりません。私共には雛を助ける手立ても分からず、取り敢 えず公園管理者に相談してみようと雛に手を出そうとすると、猛烈な勢い で二匹の小鳥が回りを飛び交い私に警告している様です。親鳥が側に いるのなら私が手だしする必要は無く、早々に其処を離れました。 ヒバリは畑の中や草叢に巣を作りますが、山の小鳥にも樹上では無く地 上の草叢に巣を作る種が有るのでしょうか?。 |
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![]() 再度山公園の修法ヶ原池(しおがはらいけ)の写真です。湖には鯉が泳ぎ春は桜・ 夏は緑・秋は紅葉・冬は寒いだけですが沢山の鴨が飛来します。最近は鵜も来ます が、黒い姿を何となく嫌に思います。黒いからと言って烏や鵜を忌み嫌わなくとも、 とも思いますが、好きにはなれません。伊丹市の昆陽池公園では夥しい鵜の集団の 為、糞害と思われますが沢山の木々が立ち枯れているのを見た事があります。 これ以上鵜が来ない事を願っています。 この池の回りは15分程で周遊出来、秋の紅葉の季節はとっても素敵です。叉公園の すぐそばには広い外国人墓地があります。 再度山(ふたたびさん)の名前の由来は、空海が遣唐使に参加する前にこの山で 修行した事から修法ヶ原と言われ、帰国後再びお礼に来られたので再度山と言われ るそうです。 写真の山が再度山です(標高470m)。 愚考ですが、空海は806年唐から帰国し、10年後816年に高野山を開山します。 その間空海は根本道場を開くために、適当な場所を求めて、各地を巡錫(じゅんし ゃく)しておられ、恐らく再度山も候補の一つだったのでしょう。 |
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ハイキングコース 公園内の広場 | |
![]() 見事な紅葉でしょう。 |
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コバノミツバツツジ 外国人墓地 |
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以前は自由に外人墓地に入る事が出来たそうですが、桜の季節にお花 見に来た来園者が、墓地である事を忘れ呑めや歌えの大騒ぎ、余りにも 行状が悪かったので、墓地関係者以外の方の入園は禁止され、月に一 度予約者のみに見学が許可される様になりました。当然見学者の飲食 は禁止されています。(墓地管理者の案内に従い、監視下の元で?。) 叉、再度山公園へのハイキングコースの途中に、洞川湖(どうがわこ)や 仙人谷があり、美しい梅林も有ります。 |
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森林植物園 |
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神戸森林植物園は142hr(東京ドーム30個分)もある広大な植物園です。 昭和15年、皇紀2,600年を記念する神戸市の事業として建設されました。 1,200種(内外国種500種)の樹木が植えられており、これほど大規模な植物 園を大戦前にも拘わらず市の単独事業で作り上げたとは、当時の神戸 市の強大な財政力が偲ばれます。 入園料は300円ですが、65歳以上の兵庫県民は無料になっています。 車で来られる方は駐車料金が500円必要です。 |
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当植物園の最大の特徴は紫陽花です。25種350品種、約5万株を植栽 し、国内有数のアジサイ園と言われています。アジサイに350品種もあった とは、私如きには名前を覚える事も出来ません。 (上記の写真は姫紫陽花です。この程度なら私にも分ります。) |
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石楠花園(しゃくなげ)も見事です。37種約4千株のシャクナゲやツツジが植 えられています。昔大台ケ原で沢山のしゃくなげを見た事はありますが、 植物園で密生させたしゃくなげも見事です。しゃくなげはこんなに美しい花 なのにどうして石楠花などと、色気の無い漢字を当てたのでしょうか?。 爵撫華(しゃくなげ)・・・当て字ですがこの方が気品があり奇麗でしょう。 (六甲山系には石楠花山という山もあります。しかしこの山でしゃくなげを見た 事はありません。ハイキングコースを外れれば、有るのかも知れませんが。) 植物園の中は広くて沢山の見学コースがあります。主なコースを回るだけ でも4~5時間はかかり、林間の細かな道を丹念に見学すれば、一日ゆ っくりと過ごす事が出来ます。叉足の不自由な方には無料で電動の車椅 子も貸して頂けます。 |
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![]() ![]() 水連 ヒメコウホネ |
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![]() ![]() カラ松林?だったと思います。 芝生広場 |
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トゥエンティクロス 森林植物園東口から新神戸駅に下るハイキングコースがあります。 摩耶山頂上近くの穂高湖が源流で生田川に繋がる川の沢伝いを下る 道で、登りなら2時間強かかりますが、下りは1時間強で歩けます。 トゥエンティクロスと言われるハイキングコースで、小川と道が20回程交差 するとの意味ですが、私は数を数えた事はありません。橋替わりに置かれ た石伝いに渡りますので、大雨の後は水量が増え足首が水に浸かる事 もあり、滑りやすくなりますので注意が必要です。 途中に布引ダム・布引の滝・ハーブ園等があります。叉広い河川敷「市 ケ原」があり、休日には大勢の家族連れやハイカーがバーベキューやキ ャンプを楽しんでおられます。 拙宅からは2時間強のコースですので以前は度々歩いたのですが、最 近は体力も衰えご無沙汰しております。(この歳になれば、行きは良い良い帰りは 怖い、往復4時間強は、帰りの上り坂でバテル事は間違いありません。) |
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![]() 上はハイキングコースから眺めた神戸市内 下の写真はツエンティクロス |
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