疼くひと(松井久子著) 令和6年12月 |
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図書館で「疼くひと」との本を見つけました。著者は松井久子さんで、映画の脚本やプロデユーサー・監督をされておられたそうですが、私は存じ上げず、彼女の映画も観た事はありません。 辞書によりますと「疼く」とは、傷口が脈打つように痛むことで、虫歯が疼く・古傷が疼く、などと使い、気負う・血が騒ぐといった意味で使うのは誤用だそうです。 官能小説が好きな私は「疼く」の言葉は直ぐにスケベ話に直結し、「あそこが疼く」などと想像してしまいます。ましてや女性作家の疼くです。 私がこの本を見逃す訳はありません。早速お借りしてまいりました。 (子宮が疼く、と言っても男の私にはその感覚は分かりません。綺麗なお姉ちゃんの側に行っただけで心ならずも勃起して、ズボンの膨らみを隠すのに苦労してしまう様な事でしょうか?。 悲しい事に老い耄れは、そんな事位では勃起しなくなってしまいましたが。) 期待通りの面白い本でした。作者の松井氏は昭和21年生まれで私より2歳年下ですから今年78歳になられるのでしょう。 主人公の唐沢燿子は離婚後女手一人で娘を育て、70歳になる脚本家です。作者松井氏と同じ様な経歴ですから、恐らく作者の実体験を元にした私小説と言えるのでしょう。 70歳の婆さん、燿子さんがSNSで知り合った15歳年下の男、沢渡蓮(55歳)との、性の営みの話です。彼は中々の(なかなかの)テクニシャンで「僕が女性の全身を、舐めたり、噛んだり、指で弄(まさぐ)ったりするのは、前戯ではないんだ。それらの全てが性行為そのものなんだ。」てな事を言っています。 (「中々」は漢字では何となくしっくりとせず、「なかなか」とひらがなで書く方が良いのでしょうか?。 「弄」は両手で玉を持つ形で、「両手で玉を持って遊ぶ」との意味だそうです。音読みでは「ろう」訓読みでは「いじる」「まさぐる」又「もてあそぶ」とも読むそうです。 詳しく書けばネタバレになり盗作まがいと作者に叱られるかも分かりませんので、面白かった所を少しばかりですがご紹介させて頂きます。 燿子さんは閉経後、更年期障害の治療の為、定期的に女性ホルモンの補充をしていたそうです。 |
バスルームを出、全身に保湿クリームを塗ると、膣の粘膜をいたわるように保湿クリームを塗り指を膣の中に入れ、丁寧にマッサージする。もう何年もそれを続けているおかげで、燿子のヴァギナは70歳を迎える今も、常にみずみずしく潤いを帯びていた。 (離婚後も何人かの男とお付き合いされていたそうで、膣のお手入れには抜かりなかったのでしょう。奥様方、お顔と同じ様にあそこのお手入れも必要なのです。 婆様は手遅れですが、50歳前後で閉経直後の奥様は、何時までも夫婦円満が続く様にと、燿子さんを参考にして頂ければと、思います。) 舌の先で、クリトリスをつんつんと、つつき始めた。 それだけで、身体中にひろがっていく柔らかな快感に、燿子は恍惚となって、目を閉じる。 やがて優しく口に含む。 ゆっくりと、舐める。 舐める。 舐める。 彼女は歓喜に溺れそうになって、彼の指に指を絡ませ、しがみつく。 男が柔らかく噛む。 燿子は、口から漏れる声を抑える事が出来ない。全身の血管がとくとくと踊っている。 その音を聞きながら、ぐんぐんと夢幻の世界に昇っていく。 と、蓮が、口に含んだクリトリスを、強く吸った。 燿子はついに、堪えていた悦びを天に解き放ち、大きな声を上げて、腰を海老のように跳ね上げた。 「ヨウコ・・・・いいか・・・いいか・・・」 「いいわ・・・・いい・・いい・・いいいっ!」 (笑福亭鶴光、の世界ですネ。余談ですが鶴光はラジオ番組でピンクレディーの「UFO」等三曲の下ネタ満載の替え歌を歌い物議を醸しているそうです。どんな替え歌か検索しましたので歌詞の一部ですがご紹介します。 「UFO」を「チンポウ」と変え、「渚のシンドバッド」を「あーあー朝からチンポ勃ったあ」。「透明人間」を「包茎チンチン現る現る・・。」 こんな替え歌を思い付くとは、私如きとは、スケベのレベルが違います。 スケベ話でお金を稼げる人と、お金には縁の無い凡人との違いなのでしょう。 とは言え、この程度の替え歌、問題にする程では無いと思いますが。) 挑発的なキスに打ち込んでいるかと思えば、指は燿子の襞を掻き分けて奥へと入っていく。と、蓮の指が一か所で止まった。燿子が身体をピクンと震わせ、しじまをつんざくような、叫び声を上げた。 「そこよ、そこそこ」 膣の奥の、最も敏感な部分を、蓮の指先で刺激されるたび、濁流にのまれそうになるのを必死でこらえ、もがき、喘ぎ、そして昇天した。 二人はその夜、同じ行為を繰り返し重ね、とうとう一睡もせぬまま朝を迎えた。 (クリトリス・Gスポット・ボルチオ(子宮頸部)を三大性感帯と言うそうです。ボルチオが最高と言われる方もあられるそうですが、男の私にはその差が分かりません。 燿子さんが思わず「そこよ、そこそこ」と叫んだのは多分ボルチオだったのでしょう。クリトリスは俗語で「マメ」とか「サネ」と言われますが、Gスポットやボルチオの俗語は無いのでしょうか?。) |
![]() ![]() 唐沢燿子さんと沢渡蓮さんは、上図の様な岩清水や立ち花菱を、朝まで一睡もせず繰返していたのでしょう。 (愛液が割れ目から滴り落ちる様子から岩清水と言うそうで、風流な言い方ですね。石清水八幡宮とは関係ありません。立ち花菱は良く分かりませんが、花菱の紋には真ん中に丸が描かれ、女陰(ホト)に似ているからかも知れません。女性の腰の下に座布団等をあてがう為、女陰が良く見え花菱の紋に見えるのでしょう。) 余談 クンニリングスの事を時鳥(ほととぎす)とも言い、小林一茶の面白い句があります。 やあれまて 声が高いぞ 時鳥・・・・・・小林一茶 行燈に 笠をかぶせて 時鳥・・・・・・・小林一茶 夜る夜中 おしかけ鳴けや 時鳥・・・・・小林一茶 行かぬなら 行かせてみせよう 時鳥・・・作者不詳 一茶の時鳥をクンニと解釈するとは、私がスケベ過ぎるのでしょうか?。 しかし一茶は50を過ぎ結婚し、連日三交四交と繰返し性欲旺盛、オットセイ並みの男ですから、私の解釈は正解だと思います。 蓮が燿子の性器に口をつけ、小便を飲むシーンもありました。飲み終わった後、二人はしっかりと抱き合い声をあげて泣いた。とありますので、泣くほど歓喜したのでしょうが、残念ながら私にはその様な経験はありません。 婆さんの小水はご免蒙りますが、若い娘さんの小水なら、岩清水を舐める様な気持ちで飲んで見たいとも思いますが、私の様な呆け爺に飲まして下さる奇特な娘さんなど、おられる訳無いでしょう。 (奇特とは、奇妙ではありません。優しく素晴らしい、との意味です。) 10年前、週刊誌で「死ぬまでセックス」との特集記事がありました。この記事には多くの批判もありましたが、燿子さんの様な方もおられるのです。 老いて、枯れて静かな生き方もありますが何となく寂しく、いつまでも性を楽しむ生活の方が素晴らしい生き方ではないでしょうか?。 又、名奉行大岡越前守のお母さんは「女は灰になるまで」と言われたそうですが、将にその通りです。70を過ぎた婆さんが、一晩中一睡もせず性の悦びを謳歌しておられるのです。 岸恵子さんの「わりなき恋」も70を過ぎた婆さんの恋物語でしたが、「疼くひと」の方がセックス描写が多彩で官能小説を読む様な面白さがあります。 ・・・・・スケベ爺には、こんな読み方しか出来ません。・・・ 全ての婆さんが彼女と同じとは限りませんが、もっと早くこの本を読んでおれば、介護施設に勤めていた時に、積極的に後家さんにアタックすれば、彼女の様なお姉さんや婆さんにお会い出来たのかも知れません。 (後家さんも大勢働いておられました。) 私は沢渡蓮氏程では無くとも、そこそこのテクニシャンだと自負しており、燿子さんの様に、「一晩中一睡もせず、」は無理ですが、時々小休止を入れ乍ら、「奉仕の誠心」で一晩中、性の悦びを満喫して頂ける自信があります。 しかし燿子さんはSNS、フェイスブックで蓮と付き合う様になったのですが、私はスマホの扱いが苦手で、電話と孫とのラインの交換位しか使えません。 スマホ決済も出来ず、フェイスブックなど使った事も無く、マッチングアプリなど、とてもとても使えません。こんな爺をオワコン爺と言うそうです。 飽きられて終わってしまったコンテンツ、時代遅れとの意味だそうです。 オワコン爺には、燿子さんの様な方にお会い出来るチャンスは巡っては来ないのでしょうか?。 神戸市の図書館には、松井氏の著書「最後のひと」と「つがいをいきる」の二冊の本がありましたが、どちらも予約が多く順番待ちになっていました。 (他にも数冊の彼女の著書がありましたが、スケベ本では無さそうで、貸出可になっていました。) 男か女か、爺か婆かは存じませんが、神戸市には私の様なスケベな奴が多いのでしょう。 松井氏は2年前76歳で89歳の子安氏と再婚されたそうですので、「最後のひと」や「つがいをいきる」は子安氏との再婚の話だろうと思います。 こんな爺と婆が再婚するとは!!。私は、もしも家内に先立たれれば、福原のソープで遊ぶ事はあっても、この齢になり再婚などと面倒な事は考えられません。(拙宅では私が先に逝く事はあっても、家内が先になる事は考えられませんが) 何が彼と彼女をそうさせたのでしょう。 「愛があれば齢は関係無い」・・これはせいぜい40~50歳迄の話でしょう。 オシッコまで性愛の対象にされる松井さんの事です。私などは思いもつきませんが、超高齢者でも歓喜にむせぶ、素晴らしい世界を見つけられたのかも知れません。 老いて益々壮んな松井氏の事ですから、「疼くひと」以上のスケベ話があるのかも知れません。89歳の爺をも復活させる「神秘の健康力、金氏高麗人参」や「マカ」の様な秘薬があるのか、バイアグラやシアリスは超高齢爺でも効き目があるのかも、或いはペニスポンプや電マなどの性具を利用しているのかも知れません。 (ペニスポンプとは、筒状のシリンダーをペニスに被せ中の空気を抜きシリンダー内の空気圧を下げ、ペニスに血液を流入させ勃起させる装置だそうです。 大人のおもちゃ屋で見た事があり、3~4千円だったと思いますが使用した事はありません。 バイアグラは保険が適用されず高価なので、ポンプを買って験してみようかとも思っています。) ![]() ![]() ![]() ペニスポンプ オルガスター 80歳を過ぎ、精力の衰えが気になる私の参考になる話があり、希望が持てるかも知れません。 順番待ちで読めるのは来年になりそうですが、予約申し込みをしました。 (若い頃、お年寄りから「老いると精液は出ず空気しか出なくなる。」との話を聞いた事があり、笑い話と聞いていましたが、悲しい事に私も精液の量が少なくなり、射精感はあっても勢いよく射出する元気は無く、尿道に留まり、遅れてトロリと漏れ出る始末です。 そんな老い耄れでも近い将来、老人ホームに入居して、燿子さんの様な方にお会い出来るかも知れません。未だ未だ希望を持ち続けたいと思っています。 本屋さんには「つがいをいきる」¥1,650、が並べられていましたが、お金を出してまでは読みません。) 追記① 元法政大学総長、田中優子氏は私が応援している高市早苗議員について①「日本の歴史に残る最初の女性総理がこの人だったら恥ずかしい。」②「安倍さんが女装して現れた。」③「中は男でしょう、安倍さんでしょう。」と、この様な発言をされたそうです。 左翼思想の持ち主で高市氏とは考えが異なるとは云え、なんと失礼な言い草でしょう。 この様な言葉は女性による女性へのセクハラ発言だと思います。 そんな事を言うなら田中氏は結婚に失敗した女で、高市氏には素敵な伴侶、高市拓氏(旧姓山本拓)がおられるのです。「男日照り(旱)の女が亭主持ちの女を妬み嫉妬しているのだ。」とも言えるでしょう。 又、リベラル派の男は金玉が小さい(竹内久美子説)と言われますが、リベラル派の女は何処が小さいのでしょう。 彼女は常に着物を召しておられるそうですが、多分胸が小さく腰のくびれも少なくずん胴で、体形を隠す為、着物を着ているのでしょう。 (宮崎謙介氏(元自民党議員)、細野豪志氏(民主党から自民党へ)、玉木雄一郎氏(国民民主党)と、浮気が話題になった先生方は保守の方ばかりで金玉が大きいのでしょう。 立憲民主党や共産党の先生方は、金玉が小さくてテストステロンが少なく、その為勃起不全・EDで浮気も出来ないのでしょう。 立憲民主党にも金玉の大きい例外がありました。米山隆一氏(立憲民主党の新潟5区、医師で弁護士)は、新潟県知事時代に女子大生との援助交際が明るみに出、辞職した事があるそうです。 所属政党は自民党から維新、立憲民主と転々と移り変わり、節操が無いのか、変わり身が早いのか?、それとも己の考えも定まらないのか?。まるでカメレオンの様な方です。 こんな方に一票をいれる方が多いのは不思議です。 日本人は1億2千万にもおられるのです。主義主張の異なる方は大勢おられる訳で、社会の主要な立場におられる方は、考えが異なっても差別やハラスメント的な発言・人を陥れたり辱めるような発言は、控えなければなりません。(その様な発言は、社会の底辺で蠢く、色呆け爺の様な輩にのみ許されるのです。) 田中氏は欲求不満が重なり情緒不安定・ヒステリーぎみで、この様な言葉が出たのでしょうか?。 田中優子氏は「張型と江戸女」とか「春画のからくり」といった、私の様なスケベ爺が大好きな本を出版されておられます。 令和3年4月の張型の項で田中氏の事を書かせて頂きましたが、その時、「田中先生は早くに離婚されその後は独身を通され浮いた話は聞かれませんので、もしかすると電動コケシやバイブレーターを愛用されておられるのかも知れません。」と、スケベ爺の邪推を述べさせて頂きましたが、当たらずと雖も遠からず、ヒステリーが抑えられないとは、案外呆け爺の推察は的を得ていたのかもしれません。 田中氏は昭和27年生れで今年72歳になられます。72歳とは「疼くひと」の唐沢燿子さんと同年代で、まだまだ枯れるには早いお歳です。 前夫とは3年程で離婚され、その後独身を通しておられますが、俗に30後家は立たずと申します。3年も結婚生活を送ればセックスの悦びを知り、独り身を通す事は難しく、呆け爺の邪推通り電動コケシやバイブレーターで身体の疼きを慰めていた可能性は高く、長い年月道具だけでは慰めきれず、生身の男を求める思いから、欲求不満が積み重なっていたのかも知れません。 (呆け爺は邪推に邪推を重ねます。) 田中氏も「疼くひと」を読み、唐沢燿子に負けじとSNSで良い男を捜し、めくるめく官能の世界を訪れれば、情緒不安やヒステリーからから解放され、円満具足、人様に失礼な物言いはしなくなるでしょう。 欲求不満が解消すれば、リベラルから保守へと、政治意識も転換して頂けるかも知れません。 (田中氏にこんな失礼な事を言うとは!!。私も欲求不満が重なり情緒不安定でヒステリー婆さんと変らないのでしょうか?。しかし、私は今後田中氏の本は読みません。) |
追記② 先月の選挙の項で、私の日本保守党の党員番号が173188番で、党員は17万人強と書きましたが、これは間違いでした。何の為かは分かりませんが最初の1は単に付けているだけだそうです。党員数は7万3千人だと思います。 当選議員は3名でしたが、比例区得票数は1,145,622票で2,1%となり、政党要件を満たす事が出来ました。次回選挙からは諸派では無く、日本保守党として政見放送などにも出演出来るのでしょう。 当然、私は日本保守党に1票入れました。 |