絶滅危惧種 ホタル族!!  平成27年9月
                    

   今日も元気だ煙草が旨い。
私は煙草を吸い始めて50有余年、恐らく私の肺はニコチンとタールで
真っ黒になっているのでしょう。  
(お腹は黒くはありませんよ。)
禁煙するつもりは毛頭ありませんが、室内で煙草を吸うと匂いがこもり
かつ壁が汚れて奥様が嫌がるので、止むなくマンションのベランダで、
雨に濡れ・風に吹かれ・冬は寒さに震え・夏の暑い日には汗を流しなが
ら、ホタルの真似事をしています。 
  
(稼ぎの悪くなった私は家庭内の力関係が逆転し奥様のご意向に逆らえません。
  拙宅は角部屋で左方には部屋が無いのでベランダの左隅で小さくなり風向に気を
  つけ右方のお部屋にご迷惑をかけない様、注意しながら煙草を楽しんでいます。)

しかし最近の禁煙運動のあまりの広がりに大変困惑しております。
まるで中世の魔女狩り、もしくはヒトラーの恐怖独裁政治を彷彿とさせられます。その為煙草を愛する人は年々少なくなり、私の勤めている会社でも私の様な喫煙者は少数派になってしまいました。
禁煙運動反対説はこのページで度々書かせて頂いていますので、これ以上書いても皆様から「お前の意見は聞き飽きた」と嫌がられる事必定で少々憚れるのですが、皆様に喫煙者のこの切ない思いを今一度聞いて頂きたく、再度愚見を披露させて頂きます。
  
(平成23年虐めないで・平成24年虐めないでNO2・平成27年喫煙の勧め・参照 
  愛煙家の諸君は是非共、応援して下さいます様お願い申し上げます。又謂われ無い
  中傷・誹謗・非難に怯む事無く、愛煙家の誇りを持ち不条理な世間の風潮と戦い
  何時までも煙草を吸い続けましょう。)


実は私の住むマンションでも煙草の匂いへの苦情騒ぎが起こっているのです。その方はベランダでは吸わず室内で喫煙しているそうですが、換気扇から室外に流れる僅かな煙草の匂いが嫌だと苦情を言われているそうです。喘息等で煙草の匂いが苦手な方もおられるとは思いますが、私に言わせればかなり潔癖症な方の様に思われます。マンション等の集合住宅では、騒音問題等もよくおこりますが、私の感覚では受忍限度内の音にも拘らず神経質に騒ぎ立てておられる方が多い様に思います。
今回の煙草の匂いについても廊下で少しばかり匂うだけですので受忍限度内だと私は思うのですが!!
これからは室内でも空気清浄機を使って周辺の方々にご迷惑をかけない様注意しながら煙草を吸わなければならないのでしょうか?

しかし、念の為調べてみますと、ベランダでの喫煙が裁判になり、喫煙者は五万円の慰謝料の支払いを命じられた判例があるそうです。幸い私の喫煙への苦情は今の所ありませんが、拙宅の右隣さんも又上階の方も煙草を吸われませんので、これからは安易にベランダで煙草を吸っていると何時ナンドキ苦情を言われるか分かりません。
幸い北側の一室が空いていますので、これからは何とかして奥様のお許しを得て、私も空気清浄機を揃えその部屋で煙草を吸わねばならないのでしょうか?。

私共のマンションではロビーや廊下は勿論、駐車場も含め敷地内は全て禁煙になっています。
  
(ロビーや廊下の禁煙は理解出来ますが敷地内全てが禁煙とは・・誰がきめたのでしょうか?
  私が入居した時に頂いた管理規約にはその様な文言は無かった様に思うのですが・・・。
  エエカゲンな性格の私ですので10数年前に頂いた管理規約など何処へ行ったか捜し
  出す事が出来ません。
  しかしその様な事に一々苦情を言っても嫌われるだけなので、仕方が無いベランダや前の
  公園で吸えば良いと我慢しています。喫煙者は犯罪者のごとく言いたい事も充分には
  言えない嫌なご時世でございます。)


禁煙を主張される方々は、まるで月光仮面かウルトラマンの様に「私達は正義の使者だ」とでも思っておられるのでは・・・・・と?思う事も度々です。
「貴方達愚かな喫煙者を指導教育して一日も早く禁煙させてあげなければ!!」とでも、・・・・・実に馬鹿げて思いあがった考えを持っておられるのではないでしょうか?自分の価値観のみを正しいと考え、異なった価値観を認めようとはしない独善的で頑なな考え方だと思います。
  
私も人通りの多い所や禁止されている所で喫煙するつもりはありませんが、余りにも禁煙場所が多すぎ喫煙出来る場所が少なすぎます。駅・図書館・市役所等は全て禁煙になっています。又私の勤務している会社でも喫煙室は無く、風雨にさらされる室外にしか喫煙場所はありません。病院にいたっては敷地内全てが禁煙になっています。
嫌煙者を守る為室内では禁煙にする事には異論はありませんが、同時に喫煙者の為に喫煙室を作る事が平等と言う事ではないでしょうか?
その上凄まじい程の煙草代の値上げ!!年金生活者の私は最も安価なバットに替えざるを得ません。しかし旧三類と言われる安物煙草・バット・新生・若葉・エコー等も三年計画で大幅な値上げが予定されているそうです。
       計画では 若葉が現行の  260円から390円
             エコー・新生が  250円から380円
             バットが       210円から340円
旧三類煙草は税率が低いのですが、海外の煙草メーカーから銘柄により税率が異なる事を批判されているそうです。何と馬鹿げた事を言うのでしょうか「郷に入りては郷に従えと」言うではありませんか!!海外メーカーも努力して安い煙草を売り出せば良いのです。マールロボ・ケント・ラーク等も100円の煙草を売り出せば116円の税金を加え一箱216円で売れるのです。しかるに消費者に安くて良い商品を提供しようとの努力はせず、自社の利益の拡大のみを考え、日本の税制に文句を言う、とんでもなく悪辣な輩です。
私は今後も煙草を吸いつづけますが、こんな悪辣な外国企業の煙草は断じて吸いません。又彼等の言い分に唯々諾々と従う行政当局にはあきれるばかりです。
私はフィルター無しの両切り煙草が好きなのです。
(フィルターとはコンドームみたいなでしょう、煙草もアレも生が良いのです。)しかし両切りピースは20本で460円もします。日本では両切り煙草はピースとゴールデンバットしか売られていません。だから低所得者の私は安いバットを吸っているのですが、これ程迄値上げするとは、
   貧乏人は煙草を吸うなと言う事ですか?・・・・何をか言わん!!!
   皆様が良く吸われているメビウス(旧マイルドセブン)は430円ですが煙草本体の価格は154円で276円が税金です。なんと本体価格の1.8倍の税金なのです。世間の方は8%の消費税でも大騒ぎをしておられますが、私達愛煙家は180%もの高率税を負担しているのです。こんなにも私達喫煙者を迫害する事にどの様な意味があるのでしょうか?・・・
煙草とは単なる趣味嗜好品でしょう!!コーヒーや紅茶を飲む・又絵画や音楽鑑賞・ゴルフや囲碁将棋などを楽しむ事と同じ事だと思います。趣味嗜好品に何を選ぶかは個人の自由です。国家や他人が干渉する事ではありません。
コーヒーや絵の具・音楽CD・釣竿等に180%もの高率税をかければ皆様お怒りになるでしょう。喫煙者はそんな理不尽な扱いを受けているのです。
高い税金を取りながら益々税額を上げ、小さな喫煙室一つも造ろうとはしない事は私達喫煙者を差別し、喫煙者を絶滅させようと考えておられるに違いありません。
即ち貴方がたの価値観を私達に強制しておられるのです。このままではやがて日本国内は全て禁煙地域となり、私達は船に乗り領海外に出て煙草を吸わなければならない時代が来るのかも知れません。ホタル絶滅の時代です。
 余談
  
 (来年には私は仕事を辞める事になり、年金だけで生活しなければならなくなりそうです。
   その為「来年からは何を倹約しましょう?」と奥様は楽しそうに呟いています。
   私の煙草とお酒に的を絞っている事に間違いありません。皆様お願いします、これ以上の
   煙草の値上げは勘弁して下さい。)
   筒井康隆氏は愛煙家ですが「最後の喫煙者」との風刺小説を書いています。

私達の祖先は異なる思想・考え方でも排除するのでは無く、私達の考えに合致出来る様に修正を加え柔軟に受け入れてきたのです。
明治以降だけを見ても夥しい海外文化の流入を否定せず、「和魂洋才」の言葉の元に日本人に合うスタイルに変換し柔軟に受け入れ、現代もその流れは続き私達の周辺には夥しいカタカカナ文字や外国文字又和製英語が氾濫しています。私達日本人は異なる言葉・思想・文化を拒否せず柔軟に受け入れ、どの様な方とも共存していける文化の伝統を持っているのです。
古代、仏教が伝わった時も仏教を否定せず、又旧来の神道をも否定せず、両宗教の融合を考え、神仏習合・本地垂迹説を考え出したのです。だから現代でも私達は何の矛盾も考えず、神社にお参りし又仏様にも手を合わせる事が出来るのです。  (その為、お釈迦様の教えとは大きく異なる日本独自の仏教になってしまいましたが!!。この様な考え方を山本七兵氏は日本教と名付けました。)
喫煙者を虐め倒すのでは無く、喫煙者と嫌煙者が仲良く共生出来る時代が早く来て欲しいものです。

   
(キリスト教やイスラム教は自分達の宗教だけが正しく、他の宗教は邪宗として排斥し
   他宗への寛容の心に欠ける為、日本人の宗教感に合致せず、日本では信者が
   増えないのだと思います。
   ザビエルが日本にキリスト教を伝えてから460年余り、(明治以降キリスト教禁止令が
   廃止され150年近くになります。)大勢の宣教師が来日し布教に勤めましたが、日本
   での信者は260万人で人口の2%強にしかすぎません。
   遠藤周作の「沈黙」で宣教師ロドリコと長崎奉行井上筑後守との対話は日本人にとり
   キリスト教とは何なのか?と考えさせられます。
   一方お隣の韓国はキリスト教が伝わり220年ですが信者は1376万人と人口の30%にも
   上り仏教徒より多いとの事です。寛容の心・譲り合いの気持ちなど持たない朝鮮半島
   の方々にはキリストの教えが合致するのでしょう。キリスト教の普及率を見るだけで、
   日本人と朝鮮人は根本的に考え方が異なる事が分かります。
   欧米の人々は自分の考えだけが正しいと考え、周辺の人々にそれを押しつけようとされる
   方々ばかりです。米国のベトナム・イラン・アフガン・イラク・・・等の戦争を考えても米国の
   民主主義が最良のシステムだと信じ、地域の歴史や民情を考慮せず一方的に米国の
   主義主張を押しつけるのです。だから各国の民衆から嫌われるのです。
   直近の出来事で、太地でのイルカの追い込み漁問題でも同じ事が言えます。
   反捕鯨団体グリーンピースを応援される方々はキリスト教徒の方が多い様に思いますが、
   彼等は自分達の考えのみが正しくて、他の人々の考え方に耳を貸そうとはしません。
   19世紀、アメリカ人は世界中の海で鯨油を取る為に鯨を殺し続けていたのです。鯨油の
   代用品が出来捕鯨が必要無くなったので、日本人に対し反捕鯨運動を行っているのです。
   彼等の主張の裏には日本人に対する人種差別の意識もあると私は思っています。
   (ハーマンメルヴィル原作「白鯨」に19世紀のアメリカの捕鯨状況が詳しく書かれています。)
   
   西欧人が自分達の正義を押しつける事と、禁煙を唱える貴方がたの正義を私達に
   押しつけ、喫煙場所を次々と奪っていく事とは同じ事ではないでしょうか?。
   

日本人は何時から相手の立場を尊重し考え方の異なる方とも共存しようと言う寛容の精神を失ってしまったのでしょう。禁煙を唱える方とお話すると、譲り合いの心を持たず余りにも頑なな考え方に、辟易する事があります。

もしかすると、憲法20条の「信教の自由」の為、ご先祖様が作り上げた私達の寛容と譲り合いの精神に充ちた宗教感を教えてこなかった事が間違いの元凶かも知れません。
憲法は9条だけで無く改正しなければならない所が沢山ある様に思います。